どんなダイビングした?今日の天気は?季節ならではの風景は? 日誌を通じて、島の魅力を皆様と共有してゆきます。
ケラマ&チービシ海域で、サンゴの保全活動とモニタリング
2016/07/21
気温32℃ 水温29℃ 透明度30mサンゴに食害を及ぼすレイシ貝。
白化を防ぐため、定期的な駆除活動に取り組んでいます。
昨日は朝から3ダイブ、ケラマとチービシのポイントで潜ってきました。
透明度最高!
お魚もイッパイ!
この素敵な水中景観の中に、痛々しいサンゴの姿は見たくないですもんね…。
皆で協力して、黙々と作業に取り組みます。
絡まった釣り糸なども、できる限り除去。
黒島「北」、ナガンヌ島「北」、どちらも相当数な数のレイシ貝を取ったので、探せばまだ居そうです。
夏場は上記で潜る機会は多くあると思うので、皆様も、水中で「あっ!」とレイシ貝の存在に気付いたら、ガイドにお知らせいただくなど、サンゴの保全活動にご協力をいただけると幸いです。
3ダイブ目は、神山島「三日月の根」へ。
スクスクと育つ、2014年11月に植え付けたサンゴたちの向こう側に見える保護カゴの中には、2015年10月末に植え付けたサンゴたちが入っています。
月イチのモニタリングということで、昨日カゴを外して様子を確認したところ…
む~~~残念…。
10株すべてダメになっていました(涙)
植え付けから数カ月はとっても順調に育っていたのですが、今から約2カ月前の時点で半数がNG状態に、そして今回全NGの確認となりました。
似たようなロケーションにほぼ同じように植え付けをしても、時間の経過と共に起きる海の中のさまざまな状況との適合には、差異があるんですねぇ。
今後は、手前の元気な植え付けサンゴたちが、さらに成長・増殖してくれることを願うばかり。
駆除してもしきれないレイシ貝がまだいることや、植え付けしてもその数すべてが期待通りに育つわけではないことなど、サンゴを取り巻く環境はけっして簡単ではないけれど。
沖縄の美ら海を守るために、まずはアクション!
今後も定期的な活動に取り組んでゆきたいと思います。今回も参加ショップ・スタッフの皆さん、どうもお疲れ様でした!
【海】3ミリウェットスーツ
【陸上】半袖。飲食店や乗り物内では薄手の羽織物があると便利