どんなダイビングした?今日の天気は?季節ならではの風景は? 日誌を通じて、島の魅力を皆様と共有してゆきます。
アオウミガメに見守られ。神山島で植え付けサンゴのモニタリング
2017/03/16
気温17℃ 水温20.5℃ 透明度25mアオウミガメが周囲をグルグルと回遊していますが、それに視線を向けることなく、手先の作業に没頭するダイバーたち。
先日、チービシ・神山島にて。
美ら海振興会加盟店スタッフ皆で潜った、植え付けサンゴ・モニタリングの様子です。
そもそも、この「三日月の根」とその周辺ではカメ遭遇の機会が多く、こんな接近も珍しいことではありません。
今回はその作業が海の保全を目的としていることから、何だかカメに応援&見守ってもらっているような構図になりました~♪
さて、サザンアイランダーがモニタリングを担当している10株。
昨年10月末の植え付けから4カ月あまりを経ましたが、今回も、上へ横へとスクスク成長中の姿を確認することができました!
保護カゴを設置した状態での1枚も、載せておきますね。
植え付けたサンゴたちは、一定期間、保護カゴを被せて成長を補助しています。
月イチのモニタリングでは、そのカゴの設置具合に緩みがないかなども確認して、大時化など大きな水の動きを受けた場合でも、外れて周囲環境に影響を及ぼすようなことがないようにと、配慮をしています。
右手前に写っているのは、一昨々年に植え付けたサンゴたち。引き続き、しっかりと根付いてくれていて、これまた嬉しい確認ができました!
ところで、保護カゴの上からこちらを「キッ!」とにらんでいるスズメダイがいます。先の画像にも、しっかりと写り込んでいます。
ルリホシスズメダイ。
どうやらこのあたりがこの子の縄張りのようで、毎度のモニタリング時に「来るな!あっち行け!」と威嚇されまくり。特に、手元周辺へのアタックが執拗です(汗)
こちらにはそんな気さらさらなくても、相手にとっては大きな脅威となるようで。
そんなスズメダイとの攻防戦はありつつも…今回も、三日月の根での作業は無事終了。
水温20.5度。今の時期ならではの、サンゴの枝間に産み付けられたコブシメの卵も確認できました。
次回4月のモニタリング時には、海の中の様子はどう移行・変化しているでしょうね。楽しみです。
【海】ドライスーツ、船上ではボートコートを
【陸上】長袖+羽織物